モンスターペアレントとはこんな人!

最近よく耳にするモンスターペアレントですが、どのような人かというと学校や保育園などに対して自己中心的な考えを持っており、理不尽な要求をしてくる保護者のことを指しています。
略してモンペと言われることもあり、少し前と比較して増えていると言われています。
しかし、どこからが普通の親でどこからがモンスターペアレントになってしまうのか、線引きが難しいと考える人もいるでしょう。
ここまで言ったら常識がない保護者と思われてしまうかもしれない、と極端に不安になるかもしれません。

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普通の親とモンスターペアレントの基準

実は普通の親とモンスターペアレントの基準はいくつかあります。

学校などに対して行う要求の内容

まずは学校や保育園などに対して行う要求の内容が、子ども目線のものなのか保護者目線のものなのかどうかです。
例えば子どものために要求するものならいいですが、保護者の希望に合わせて子どもに何かをさせないようにしてほしい、といった要求は理不尽とされてしまいます。

自分の子どもの利益だけを考えた発言かどうか

次に、自分の子どもの利益だけを考えた発言ではないかという点も基準です。
修学旅行の行き先を既に行ったことがある場所だから変更してほしい、クラス替えである特定の子と違うクラスにしてほしい、などのような要求は自分の子どもの利益だけに捉われています。
特にクラス替えの要求は保護者から言われることが多く、乱暴な子と違うクラスにしてほしいという親ばかりが集まったら、そもそもクラス替えが成り立ちません。
要求する前に自分の子どもだけを優先して考えていないか、もう一度考え直してみましょう。

要求する内容が非常識なものでないか

それから、要求する内容が非常識なものでないかどうかも問題です。
例えば学芸会で自分の子どもを主役に変更させてほしいなどの要求は、他の子どものことまで考えていない非常識な発言にあたります。
このような特徴を持つ発言をしてしまうと、あの子の保護者はモンスターペアレントだから注意が必要と先生たちの間で広まってしまうかもしれません。
もちろんほとんどの保護者が常識をもって子育てをしているのですが、実際に教育現場にこのようなモンスターペアレントがいないわけではなくもしかしたら身近に存在している可能性もあります。

モンスターペアレントに出会ってしまった場合

では出会ってしまった場合はどうしたらいいのでしょうか。

相手の言い分をしっかり聞く

まずは相手の言い分をしっかり聞く姿勢を大切にしましょう。
例え相手がどんなに理不尽な要求や態度であったとしても、聞く側が真剣に聞いていない姿勢をとると火に油を注ぐことになってしまいます。
そこで言いたいことをすべて聞いてスッキリさせてから、こちら側の意見を言ったり話し合いを進めて行ったりすることが大切です。
話の途中でそこは違うと意見を述べると、その後の話し合いもスムーズにいかなくなるかもしれないので注意が必要です。

対応するときにはひとりで行うのではなく何人かで行う

次に、対応するときにはひとりで行うのではなく何人かで行うのがベストです。
聞く側が一人しかいないと言った言わないのもめごとに発展してしまう可能性もあり、また複数で対応することで相手も心理的に圧力を感じるでしょう。
話し合いの場を設けるときにはどのような発言があったか記録しておく人が立ち会うと、相手からクレームをつけられたときにこちらに非があったかどうかを確認する材料になるのでお勧めです。
メモ帳などに書いて記録するのもいいですが、ICレコーダーなどを使用して確実な証拠として残しておくとより強いです。

対応できることとできないことを明確にする

最後に、相手の要求をすべてのむことはできないため、対応できることとできないことを明確にしておきましょう。
クレームのように文句をつけられたときに言われたとおりに行動すれば簡単ですが、そうすると今後も同じように要求が続いてしまいます。
できないことについては毅然とした態度で対応することも大切です。
(参考>>モンスターペアレントの対応の4つのポイントを弁護士が解説