信和建設監修!就活生が知るべきゼネコンの役割や職種

信和建設がゼネコンのお仕事を分かりやすく解説します

東京オリンピック開催が決まってから、日本ではゼネコンという言葉をよく見聞きするようになりました。
ゼネコンとは「General Constructor」の略称であり、日本語にすると「総合建設業」といいます。
建設業の色んなものを含めてそう呼ぶと考えればどのようなものかがうっすらと判ってくるのではないでしょうか。

ではゼネコン業界とはどういう役割があって、どのような魅力があるのでしょう。
就職活動をする学生さんはまずは基本から勉強しなくてはなりませんので順に見ていきましょう。

主な役割は、土木、建築工事を発注者から請負い、専門工事者をマネジメントすることです。
つまり工事をして欲しい人に工事をしてくれる人を紹介したり割り当てしたりする中間の立場を言います。
実際に建物などをたてるのは専門業者であり、その人たちのことはサブコンと呼びますので覚えておきましょう。

マネジメントをするゼネコンの中でも規模が大きくて技術力が優れた企業のことを特に「スーパーゼネコン」と呼びます。
現在の日本では5社があり、これらの企業は超高層ビルやドーム建設、球戯場やホール、競馬場などの施設だけでなく、ダムや橋、トンネルなども手がけています。

ですから社会基盤となるものの構築、そしてランドマークとなるような建物の建築、災害対策や復興支援などに関わる仕事をしていますので、その業務内容は多岐に渡ります。

この仕事に関わる人への魅力は、その仕事のスケールの大きさゆえに歴史や地図に残るものを作ることが出来るという可能性です。
自分が作ったもの、自分の父親や祖父が作ったものが子供の小学校の教科書にのるというのは誇らしいことではないでしょうか。
社会貢献度も高いですし、スケールの大きさはやりがいに直結します。

ゼネコンの具体的なお仕事内容について

では具体的に、どのような仕事内容があるでしょうか。
建築や工事の業界ですが、土木や建築の知識・資格を必要としない職種もありますので、就職活動をしている学生さんはガッカリせずにまずは自分が出来る、やりたいと思える職種があるかどうか確認してみましょう。

まずは営業です。
どのような業種、会社でも必ずあるのが営業職です。
この業界においての営業職は、発注者と接する窓口の役割を担っていて、発注者の要望を聞いて社内の各部門と連携を取りながら企画書、提案書をまとめます。

どの会社にもある営業職ですが、何と言っても仕事のスケールの大きさが違うので、他の業界の営業職と比較しても待遇なども高めです。
この職種では土木や建築の知識はあまり問われません。

次は設計部門ですが、この仕事は利便性やデザイン性を追及して発注者の要望を形に変えていくのが主な内容です。
自分の頭の中でデザインしたものがたくさんの人の手を借りて出来上がり、それを目の当たりにすることが出来るのが最大の魅力でしょう。
この設計職につくためには建築士など、資格が必要です。

施行管理は大きなやりがいを感じられる

施行管理は建築工事の施工計画や品質の管理、また現場での工程の管理が仕事内容です。
建築の知識と技術が必要とされ、様々な職人さんたちを仕切る必要がありますのでマネジメント能力も必要です。
大きなやりがいを感じられることが魅力でしょう。

設備の仕事内容は、空調や電気、エレベーターなどの設備の配置を考え、設計書の通りに工事が進んでいるかの確認をすることです。
完成した建物がどれだけ快適になるのかは設備の仕事が大きくかかわりますので、関連する専門的な知識や資格を取得しなければなりません。

最後は研究開発の仕事です。
これは最も専門性を必要とする部門であり、専門的な知識や資格が必要です。
理想的な空間作りを実現するための新しい技術開発を得るために、工法の研究や資材の開発を行います。
会社の強みとなるべく独自の技術を編み出す必要がありますから、多くの企業で積極的な投資が行われているのはこの研究開発部門です。

一番重要でかつしんどいのが営業のお仕事

この中でも専門的な知識は必要ないけれど、大変な負担がかかるのが営業職です。
専門的な知識が必要とされないために就職ではメインにすえる学生も多いのですが、この業界の営業職の仕事内容はしっかりと理解してから活動するようにしましょう。

営業職が仕事をきちんとすることで、その下にいる膨大な数の下請け会社の仕事にもなるのです。
つまり営業がミスして発注をされないという状態になると、多くの下請け会社に甚大な影響を与えてしまい、大変なことになります。
折角もっている優れた技術も使わなければ意味がありません。

しかし下請け会社の技術を使えるかどうかは、一重に仕事を取ってくる営業の腕にかかってくるのです。
そのためゼネコンの営業職は人付き合いをかなり重要視していて、接待や打ち合わせなどが他の業界の営業職とは比べ物にならないくらいに多くなります。

仕事の規模がとても大きい場合が多いので、受注した仕事の期間は長期間に及びます。
健康管理にも人一倍気を使い、なおかつ心身ともに安定したパワフルな人材が求められるのはそのためです。

 

 

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